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「第26話 レベル上がれど、わが脳ミソ楽にならず」
ふと気がつけば私のレベルも6番目。
このレベルは主に旅行で使う英会話中心のレッスン。
空港、カスタム、レストラン、お店など旅先でよく使われる会話の内容でした。
当初スタッフから 「3年通えば達する事ができるであろう」 と言われたレベルまで1年弱で登りつめる事ができました。
時間にすると・・・どれ位でしょうか? ざっと計算して300コマ位は受けたかと思います。
ちなみに、1コマ40分。
今思うと、高い授業料でした、、、。
スクールに通い始めの頃は、「その6番目とやらのレベルまで上がれば楽になるんだろうなぁ」、 「何も考えなくたって無意識に英語が出てくるんだろうなぁ」 なんて思っていましたが、私の場合とんでもありません。
レベルが上がりレッスン内容が難しくなればなるほど壁にぶち当たっていました。
しかもその壁はしだいに高く、厚く頑丈で簡単に登る事も、穴を開けて通り抜ける事も許されません。
一つ一つ石を積み上げては一歩登り、また一歩と・・・しかしその石でさえしっかり積み上げないとガタガタと崩れ落ちてしまいます。
基礎をしっかり踏み固めないと先には進むことは出来ません。
どうやって登ったらいいか分からない、乗り越えられるのかどうかも分からない、乗り越えた先には何があるのか分からない、高い頑丈な壁を見上げていました。
「ココまできたからもういいか。 無理に登らなくてもいいのでは? 壁を越えたからと言って何があるのか?」 と相変わらず弱気な私が顔を出す。
でも 「せっかくココまできたんだから、何とかもう少し頑張ってみたら?」 「英語を使った仕事をしたいのなら何とか乗り越えないと!」 という自分もいる。
このとき私が登らなければならなかった壁は 「英語脳にする事」 でした。
「英語で聞かれたら英語で考えて、英語で返事をしなきゃいつまでたっても上達しないよ」
もうこの言葉、耳にタコとイボと蕁麻疹が出来るくらい講師陣から聞かされました。
確かにそうなのだけど、そう簡単に出来るもんじゃぁない!(私の場合)
「そりゃ、それが出来たら苦労しないよ」
と何度嘆いたことが・・・
「こうしたらいいよ」「こうすればいいよ」なんて事はだれも教えちゃくれません。
私は毎回、
英語で聞かれたこと→日本語に変換→日本語で答えを考える→英語に変換
という回路を変えられないでいました。
この真ん中の2手間さえ取り外す事ができたら受け答えも早くできるのですが、これがなかなか思うようにいかない。
いらない2手間だとは分かっていてもなかなか取り外せない。
どうしても日本語に変換しないと講師の言っている意味を理解できない。
そして日本語で答えを考え、そこからゆっくり英文に直し口に出す・・・
そのため、質問されて答えを出すまでかなり時間がかかりました。
「それじゃいけない」 と講師陣は言うのだけれど・・・でも 「どうしたらいいか」 なんて事は教えてくれない。 自分で何とかしなきゃいけないけど、どう転んでも無理かと思われ・・・
ここから先に進めるのかな〜?といつもの事ながらまたもや得意のネガティブモードに突入です。
一度ネガティブモードに突入するとなかなか抜け出せない。
高く分厚い壁をただ呆然と見上げる日々が続きました。
相変わらず、英語に悩まされること数ヶ月。
そんな時は飲んで騒いでパーっとやりましょう!!って事で 、、
ある日またいつものように飲み食い仲間と居酒屋へ。
その時、仲間の一人が 「私ニューヨーク旅行に行きたい。誰か一緒に行く人募集中!〜」 と、 この指とまれをしたので私は二つ返事で「行く行く」とその指にとまりました。
「海外旅行なんて何年ぶりだろう?」
「英会話を習い始めて最初に行く海外旅行だ!」
久しぶりの旅行にもう仕事どころじゃない。 パンフレット集めと情報収集の日々。
当時パソコンなぞ持ってなかったので本屋通いと旅行会社通いの毎日でした。
NYに行くとなれば勉強にも気合が入ります。
いつの間にか落ち込みモードもどこへやら。(ホント単純な女ですな)
彼女が、ネガティブモードの深い谷から救いの手を差し伸べてくれました。
やはり仲間って大事です。
そして会社を1週間休みNYとラスベガスツアーに行く事にしました。
マンハッタンに5番街、タイムズスクエアにカジノにグランドキャニオンに・・・・・・
もう楽しい想像が止まりません。
遠足前の子供以上に興奮して眠れぬ夜もありました。
「自分の英語がどこまで通用するのかな?」 「今までの成果を存分に出せるかな?」
「英語やっていて良かったって思えるのだろうか?」
そんなことを考えては、 ドキドキワクワクしながら出発の日を指折り数えておりました。
いよいよ旅行当日。
成田空港までのバスの中でもあれやこれやと旅行計画を立てていました。
そして成田空港到着。 いよいよアメリカへ。
飛行機の中で添乗員に英語で 「食べ物は?」「飲み物は?」と聞かれる度にドキドキしながらも答えられる自分が、ちょびっと誇らしいなんて思っておりました。
(だって最初は自分の名前すら英語で言えなかったですから・・・恥)
そして長い空の旅を経て無事アメリカ到着。
入国審査では二つ三つ質問され、何とか英語で答えられることが出来、無事クリア。
迎えに来てくれた添乗員さんと一同ホテルへ。
いよいよ短い5日間ではありますがアメリカ旅行が始まりました。
*** つづく ***
次回更新は5月中旬を予定しております。
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