カナダ12日間のプチ留学と観光 in ナイアガラフォールズ
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第6話 焦る毎日

 

スクールに通ったからと言って英語がすぐに話せるようになる程、世の中そんなに甘くは無い。

 

自分で何とかしなきゃいけないと思ってはいるものの何をどうやって勉強すれば良いのか分からない。 

 

 

そこで書店に行っては山ほどある英語に関する本を読みあさる。

 

片っ端からペラペラとページをめくってみる→なんだか良く分からない→戸棚に戻す→英語雑誌コーナーへ移動→ペラペラとページをめくってみる→やはり何だか良く分からない→戸棚に戻す。

 

の繰り返しの日々。

 

 

当時はパソコンも今ほど普及していなく私は持ってなかったので情報を得るのはもっぱら本屋さんでした。 

 

 

「どうしよう・・・」 「どうしたらいいんだろう・・・」 

「できれば机に向かった勉強は苦手なのでしたくない・・・」 

「でも早く上達したい・・・」 

 

気持ちばかり焦る毎日。

 

 

「単語をひたすら覚えたら英語が上達するのか?」

 

「それとも文法を重点的に覚えれば良いのか?」 

 

「英文を丸暗記したらペラペラになるのか?」

 

「英語のCDをひたすら聴けば自然と口から英語が出てくるようになるのか?」

 

1週間休まずスクール通いを続ければすぐに上達するのか?」

 

 

さんざん悩んだ挙句の結論が 「まずは新しい辞書を買おう」 でした。

 

 

 

 

 

第7話 基本から

 

私が通っていた学校はレッスン日と時間が選べる予約制。

レベルさえ一緒であればいろいろな方とレッスンを受ける事ができました。

 

下は中1から上は70代位の方まで幅広い年齢層の方々が習いに来ていました。

上限はあるものの新しいその教室は生徒数も少なく好きな時にレッスンを受けることができました。

 

それなので、私は週に2日〜3日のペースで通い続けました。

 

この当時のレッスン内容は基本中の基本

Hello. How are you? から始まり、

This is   That is    There are   Those are〜・・・・・・ 

中学の一番最初に習う内容でした。

 

「こんな簡単な内容で人をバカにしているのか?」

「これくらいの内容、分からないとでも思っているの?」

と少し腹立しく思ったのですが、とんでもありません馬鹿にされているのは私のほうでした。

 

例えば、There are some oranges on the table.

という文章でさえ私はまともに言う事ができなかったのです。

 

筆記試験によくあるような 「この文章を日本語に直しなさい」 と言われたら、辞書を引き引き時間をかけて内容を理解する事はできると思うのですが、なんせこの年になるまで「英語を話す」って事はまず無かったですし、当時私が通っていた中学、高校では「読み」「書き」が中心の授業で「話す」って事はありませんでした。 

 

あったとしても日本人の先生の後に続いて教科書を棒読みするだけ。 とにかく筆記テストの点数さえ取れれば良いって言う教育方針でしたからスピーキングなんてものは論外でした。

 

 

このクラスでは、中1の私に戻り「これは〜です」「あれは〜です」「これらは〜」「あれらは〜」からのスタート。

 

まずは新しい辞書で単語を調べ数えられるもの、数えられないものの名詞を分けて文章作りをする事から始めました。


 

 

第8話 女子高生

 

次に一緒にレッスンする事になったのは、茶髪にピアス、ルーズソックスにミニスカートという(その当時)今風のキャピキャピした女子高生。

 

「ゲッ!中学生の次は高校生かよ・・・」 と正直な気持ち 「ヤダなぁー」って感じ。 

少しため息混じりに教室に入る。

 

そして私が席に座るや否や 「よろしくお願いしまぁ〜すぅ〜」 と彼女が明るく話しかけてきてくれたのをきっかけに、レッスンが始まる数分間少し話をしました。

 

(女子高生と一体何を話したら良いんだろう。 話が合わないよな。)なんて思っていたのも束の間、そのキャピ校生は明るく自分の将来の夢について話し出しました。

 

高校を卒業したら美容師の専門学校へ行って、そのあと専門学校を卒業したらイギリスにヘアメイクの勉強をしに行きたい、そして将来は有名なヘアスタイリストになりたい!と目をキラキラさせて語ってくれました。

 

そして 「英会話を習い始めた理由は、将来の夢実現への第1歩なんです」 と語った彼女の背後にはものすごいオーラを見たように感じました。

若干17歳にしてこんな立派な事を考えているなんて・・・

 

私が高校生の頃は食べて遊んでばかりいましたっけ。 美味しい店を見つけては皆で食べに行ったり、お金がなくなりゃバイトに精を出したり、お気に入りの甘味屋に何時間も居座って恋愛話に花を咲かせたりと・・・・

 

 

そんな素敵な自分の夢を語る彼女の口からは語尾を延ばし、最後に子音が耳につくような語り口調はどこかへ消えていました。

 

そのオーラに押され後ずさり気味の私。。。

だって英会話を習い始めたきっかけが 「男に振られた腹いせに、いっちょ通ってみようと思いました」 なんて言えませんもの。

 

若い女子高生のパワーに刺激され、

私も 英語が話せるようになったら何か新しい道が開けるのかな? 私の知らない世界がそこにはあるのかな? とぼんやりしながらも明るい未来を想像していました。

 

あれから約10年、彼女の夢が叶った事を願います。

 

 

 

 

 

 

第9話 早くも挫折の気配?

 

「こんにちは ご機嫌いかがですか?」 

「あれは〜です   これは〜です」  「これらは〜です  あれらは〜です」

も言えるようになり通い続けること早1ヶ月、最下位だったレベルが1つ上がりました。 

 

レベルが上がったのは嬉しいのですが、その分内容も少し難しくなります。 そこで困ったのが「勉強法」。  当然英会話に通っているだけじゃぁ上達しない。 やはり自分で努力しないと・・・・でもどうやって?

 

最下位クラスのときは講師の言っている事をただ繰り返すだけ、お馴染みのRepeat after me. と言われたらオウム返しをするだけでよかったのですが、このレベルからいろいろと質問されるようになりました。

 

しかし・・・困った事に 「質問されても何を言われているのか?サッパリわからない」 

このクラスに上がり最初に立ち止まったのが「講師の言っている事が聞き取れない」という事でした。

 

 

本当に分からなくてレッスン中、何度も聞き返し講師にすご〜くっ嫌な顔をされたこともありました。(苦笑) 

 

それ以外にも、私に何度も聞き返されイライラしてか?持っているペンの先を歯でガリガリ噛みながらレッスンする講師もいました。

 

そうゆう嫌な顔、ガリガリ噛みをされればされるほど緊張してしまい深みにはまっていました。

耳が英語を拒絶するかのように、なんにも聞けなくなっちゃうんです。

 

そしてレッスン終了と共に、講師がため息混じりに教室を出て行かれたに日は何とも言えない惨めな気持ちになりました。

 

 

スクールスタッフからも 「YUKOさん、リスニングが出来なくてレッスン中に何度も何度も講師に聞き返すらしいですね。 講師があなたの事ちょっと嫌がってましたよ〜」 なんて冗談とも本気とも取れるような事を言われた日には 「ズドーン」 と海底に撃沈した気分でした。

 

(この時の私は本当に「外国人恐怖症&英語恐怖症」でした。

バカに付ける薬は無いというけれど、それ以上に「外国人&英語恐怖症」に付ける薬もないでしょう。。。)

 

 

撃沈した暗い海底で砂に埋もれながら 「うぅー、もう辞めてしまいたい」 と一人弱音を吐いていました・・・

早くも、もう既に挫折の気配が。。。 

 

 

「ここで辞めたら楽になる」

「でも辞めたら、この先にある楽しさを知ることは一生ない」 

「せっかく自分を変えようと選んだ道なのに、振り出しに戻ってしまえばまた同じ事の繰り返し」

 

そうと分かっていながらも。。。

 

「今から英語を習っても意味があるのかな?」

「英語が話せたからっていい事があるのかな?」

「どうせ私なんて・・・」

「私なんか・・・」

「私みたいな・・・」

 

といつものネガティブモード突入!

 

 

スタート地点からわずか数メートルの場所でしばらく立ち止まっていると・・・

 

「あんたっ!ココであきらめてどうすんのっ?」 と言う優しくも非常に厳しかった、怖〜い鬼の形相をした母の顔が浮かびました。

 

そして・・・

「いや、ダメだ!ここで諦めたら母に激怒される。たかがこんな事で自分が決めた英語への道を諦めたら、あの母の事だから化けて出てくるに違いない、、、彼女ならそんなこともやりかねないな」

と思い、自分のため、それから晩年親不孝ばかりしてきた私からのせめてもの親孝行のため、死の直前 「何か一つでいいから自分に誇れるものをやり遂げなさい」 と母から言われたあの言葉を思い出し、生前は果たせなかった約束を果たすべく、撃沈した海底から海面へと顔を出し、ゆっくり大きく息をしながらこの悔しさをバネに英語への道をまた少しずつ歩き始める事にしました。

 

 

 

 

 

第10話 リスニング

 

リスニング力をつけるにはどうしたら良いんだろう?

 

*洋画を借りてきてひたすら見まくるか? 

*それとも洋楽を聴きまくるか? 

*はたまた英語のCDを一日中聴きまくるか? 

*映画館はどうだろう?大音量で英語を聞けばリスニング力がつくのではないだろうか・・・・

 

とりあえず、一か八か上記全てをやってみた結果、やはり特に効果なし!(私の場合)

これを全部実践して日本人全員が英語耳になるのなら誰も苦労しないか・・・

 

来る日も来る日も、さんざん悩んで出した答えが、「小さな目標と大きな目標を立てること」でした。 

 

どうしたかと言いますと・・・

 

スクールで使うテキスト内に書かれた会話の文章をまるまる収めたCDをスクール入学時に買わされ(Oops!買いまして)たので、まずその未開封だったCDを開封。

(今さら開封する私もどうかと思いますが・・・)

 

とりあえず、聞いてみることにしました。

 

 

しかしCDをダラダラ聞いていても意味が無い。仕事も忙しく時間が無かった私は、時間を決めてCDを聴く事にしました。

集中力がなく勉強嫌いな私が全神経を集中できるのは10分が限界。

という訳で、毎日10分間だけ集中してCDを聴くことにしました。

 

 

そんな私の日課は当時こんな感じでした↓

 

仕事から帰り、食事をして、お風呂に入り後は寝るだけになった状態で10分間、この10分間に全神経、自分が持つ全能力を集中させCDを毎日聞くことにしました。

 

ただ聞いているだけでは無駄だと思い、、、

 

自分なりのルールを決めて、、、

 

 

こんなルール決めをしました↓

 

テキスト1ページ分だけCDを聞く(リスニング)聞いた文章をテキストを見ながら大きな声で読む(スピーキング)なるべくテキスト見ずに聞いて読んだ文章をノートに書く(ライティング) 

 

この聞く・読む・書くの三角関係を毎日集中して10分、ひたすら続けたのでありました。

 

そして一日1行を完璧に暗記する事を日々の小さな目標に決めました。

ヒマな通勤時間を利用して暗記する文章1行を小さなノートに書きとめ、主に電車の中でノートを見ながら覚えるようにしました。

 

そして1週間のうちにテキスト1ページを丸暗記する事を大きな目標に決めました。

それなので1週間は同じページをひたすら聴いていました。 1ページ分は時間にしてだいたい30秒くらい。

 

1ページ覚えたらまた次1ページと同じ事を繰り返しました。

 

 

 

まぁ、1ページと言っても確か?7〜8行くらいだったと思います。 センテンスも短いものでしたが当時の私にはかなりの量でした。

 

この結果が吉と出るか凶と出るか?手探り状態でしたが、何もしないよりはマシだと思いリスニング力アップの道へと少しずつ歩き始める事にしました。


 

 

11話へつづく 

 

 

 

ご愛読いただきまして誠にありがとうございます。

この「嘆きの部屋」について、お気軽に感想をお寄せいただけると嬉しいです。

「私も同じ事で悩んでいます(いました)」 「私は、こうやって英語の壁を乗り越えました」などなど。皆様のご意見、お待ちしております。

bami@exciteenglish.com

YUKO